肉や魚などは鮮度の良いものを使うのが理想ですが、毎日買い物へ行くのは大変ですよね。
週に一度まとめ買いをするご家庭も多いと思うのですが、肉や魚の場合は賞味期限が長くても数日のため冷凍保存が必須になります。
でも冷凍した肉や魚って電子レンジでは解凍ムラができるし、かといって自然解凍では菌の繁殖が気になるし・・・といろいろ面倒なことがありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが真空パックです。
買ってきたらすぐに真空パックすることで、1週間くらい買ってきたときの状態を保つことができるようになります。
解凍の手間がなくなるし、使いたいときすぐに使えるので急なメニューの変更にも対応できます。
また、真空パックにすることでコンパクトになるので、冷蔵庫の中がすっきり片付きます。
真空パックにするとなぜ鮮度が長持ちするのか
真空パックにすることにより、酸化・水分発散・菌の繁殖を抑制して食材の鮮度を長持ちすることができます。
また、真空パックは密閉状態なのでニオイ移りを防ぐだけでなく、保存時の雑菌混入など、二次汚染のリスクも軽減します。
つまり、真空パックにすることで品質劣化を抑えることができ、食品の保存期間を格段に延ばすことが可能になるのです。
肉や魚だけじゃなく野菜も真空パックすることで鮮度を長持ちさせることができるし、ペットフードやお菓子、乾物などは湿気から守ってくれます。
冷凍保存ならさらに長持ち
もちろん真空パックにしたあと冷凍保存にすればさらに安心です。
真空にして冷凍すると冷凍やけを防止してくれるので、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍するより美味しさがより長持ちします。
※冷凍焼けとは、肉などを冷凍庫に長期間入れておくと焼かれたような状態になり味が落ちてしまうこと。冷凍焼けも、冷凍庫内の空気が原因で起こります。
時短調理にもなる真空パックの便利な使い方
短時間で食材の中まで味がしみ込みます
真空パックすることのもう一つの利点は、短時間で食材の中まで味をしみ込ませることができることです。
お肉などは一晩つけ込むだけで、何日もつけ込んだようにしっかり味が浸みこみます。
そのまま焼くだけでいいので時短になるし、朝のお弁当作りにも便利です。
キュウリの浅漬けなどは2~3時間で出来上がります。
ほど良くシャキシャキ感を残しながら、中まで味が入ります。
キュウリのほかにもアクの少ない葉物野菜(小松菜、タアサイ、チンゲン菜など)の漬物も簡単です。
これらの野菜は下茹でが不要なので『野菜を切る⇒塩や辛しで味付けをする⇒真空パックする』と簡単。2~3時間で完成します。
そのまま湯せん調理も可能です
真空パックにしているので、湯せん料理ができるのはもちろん、直接茹でるのとは違い美味しさを逃がしません。
しかもお湯に入れておくだけのほったらかし調理なので手間いらずです。
こちらは以前ショップジャパンのお料理教室での様子。
塩麹をもみ込んだ鶏むね肉を真空パックにします。
約80℃のお湯に入れフタをし、40分ほどそのままに。
「しっとりチキンサラダ ジュノベーゼソースがけ」の出来上がり。
低温調理したことで、パサパサになりがちな鶏の胸肉もしっとりジューシーに仕上がります。
他にも作り置きおかずや残り物も真空パックをしてから保存すると味の劣化を防ぐことができるので、翌日もおいしくいただけます。
真空パックのおすすめポイントまとめ
●食品の劣化をゆるやかにする
●長期にわたって新鮮さを維持する
●冷凍した場合は冷凍やけを防止する
●食品のぱさつきを防ぐ
●香りが飛ぶのを防ぐ
●匂い移りを防ぐ
●短時間で味がしみ込む
●湯せん調理に便利
次は、真空パックが簡単に作れるフードシーラーをご紹介します。