油汚れをスルリと落とし、環境への負荷も少ないセスキ炭酸ソーダ(ナトリウム)。
キッチンのお掃除での使い方をおさらいします。
後半では気持ちよいほど落ちるその理由もあわせてご紹介します。
キッチンのお掃除 セスキ炭酸ソーダの使い方
面倒なキッチンの油汚れ、鍋の焦げ付きも、セスキを使えば簡単キレイに!
セスキ水、セスキペーストの作り方、どんな場所に効果的かをご紹介しています。
油汚れ・皮脂汚れでベタつく場所にセスキ水
セスキ水をスプレーして布で拭きとります。また、布にセスキ水を吹きかけて拭きます。
<セスキ水の作り方>
セスキ小さじ1 + 水500ml
●電子レンジ、トースター、冷蔵庫、炊飯器、ポットなどの電化製品
●壁、シンク周り、扉、電気のスイッチ
●換気扇フード
●食卓の上 など
浸けおきできない場所のこびりついた汚れにセスキペースト
セスキペーストをぬってしばらくおき、汚れがゆるんだら布やアクリルたわしでこすります。
<セスキペーストの作り方>
セスキ大さじ1 + 粉せっけん大さじ1 + 水大さじ1
●ガス台
●ごとく
●トースターの焦げ付き など
油とほこりの混ざったがんこな汚れにセスキ水で浸けおき
40~60℃のお湯で溶かしたセスキに10~30分浸けおきすれば、ガンコなよごれもするっとはがれます。
浮きあがった汚れは、たわしや歯ブラシなどでこすり落とします。最後にお湯で洗い流します。
<浸けおき用セスキ水の作り方>
セスキ大さじ1 + お湯3リットル
●換気扇カバー
●換気扇シロッコファン
●鍋のこげつき
●ごとく など
それでも落ちない汚れはセスキ水で煮洗いします
熱の力でセスキがより強く反応し、汚れがはがれやすくなります。
ステンレス製の鍋やたらいに煮洗い液を入れ、汚れたものを入れて火にかけます。
汚れがゆるんだらこすり取ります。
<煮洗い用セスキ水の作り方>
お湯3リットル + セスキ大さじ1 + 粉せっけん大さじ1
セスキでお掃除する際の注意点
●肌荒れしやすい人は手袋を使用してください
●洗浄剤を目などの粘膜につけないよう注意してください
●たたみ、白木、土壁、漆喰、アルミは変色するので使用しないでください
●ペースト、浸けおきの仕上げに水ぶきまたは水洗いをしてください
セスキで汚れが落ちる理由
セスキ炭酸ソーダ(ナトリウム)は、油脂を入荷し、タンパク質を分解する性質を持つアルカリ性の物質です。
油汚れ、皮脂汚れ、また皮脂やカビが主成分の台所やお風呂場のぬめりとりにも有効です。
重層よりもアルカリ度が高く、水に溶けやすいので、力をいれずに汚れを落とせます。
また、温度が高いほど汚れがよく落ちます。
セスキだけでは落ちない汚れには、石けんを併用すると、汚れと鍋やごとくなどのすき間に入り込み、落ちやすくなるのです。
重層、粉せっけん、クエン酸との使い分け
重層
重層もアルカリ性の物質なので、油汚れ、タンパク質の分解作用があります。消臭作用、研磨作用もあるので、茶渋などを落とすのにも効果的。温度が高いほど汚れが落ちます。
クエン酸
水あかの原因となるカルシウム分を溶かし、アンモニアなどのアルカリ性の物質を中和させます。
水回りやトイレ掃除に効果的です。また、重層掃除のあとの中和剤として使えば、重層のザラザラがとれます。
粉せっけん
界面活性作用があるので、重層、セスキで落ちない油汚れに効果的です。
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