私がお掃除のときに愛用している4つのアイテム。その特徴と使い方をひとつずつご紹介します。
この4つがあれば市販の洗剤に頼ることなく、家中のたいていの汚れは落とすことができますよ。
お掃除のときに愛用している4つのアイテム
●セスキ炭酸ソーダ
●クエン酸
●アクリルたわし
●メラミンスポンジ
こちらが私がお掃除のとき愛用している4つのアイテムです。
では、一つずつご紹介していきます。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、炭酸ソーダと重層をほぼ半々に混ぜ結晶化したものです。
重曹の水溶液に比べアルカリ性が10倍ほど強いため、汚れを落とす力もそれだけ強いのです。
※重層がph8.2に対し、セスキ炭酸ソーダはph9.8。phの数字が1上がると10倍、2上がると100倍になります
「10倍といったってねぇ。たかがしれてるでしょう?」と思っていたのですが、使ってみてビックリ!
セスキ炭酸ソーダの水溶液をスプレーしただけで、一度では落ちにくかった汚れもあっさりときれいに。
脱力・・・というか拍子抜けしてしまうほど。10倍の力はあなどれなかったです。
セスキ炭酸ソーダのスプレー液の作り方
スプレー容器に水500mlを入れて小さじ2杯を溶かし、良く振って十分溶かします。
重層よりも水に溶けやすいのも特徴です。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、酸性の汚れに威力を発揮します。
酸性の汚れは、油、皮脂、手垢、湯垢など。魚焼きグリルの汚れもそうです。
キッチンの汚れ落とし
キッチンの汚れはたいていが油ですよね。それと手垢もあるかな。ですのでセスキ炭酸ソーダで落とせます。
スプレーしてから拭いてもいいですし、雑巾やスポンジに含ませてからこすってもOKです。
換気扇やグリルなどのガンコな油汚れは、少し濃いめの水溶液に30~60分つけ置きし、その後洗い流します。
注意:アルミは変色するので使用できません。
部屋の汚れ落とし
ドアノブ、電気のスイッチ、家具など、汚れたところにスプレーしふき取るだけでピカピカになります。
床や壁の汚れは、スプレーした後スポンジでこすって拭き取ればきれいになります(ただし、材質によっては変質することがありますので、目だたない所でためしてからにしましょう)。
二度拭きの必要がないところもポイントです。
注意:無垢の木のフローリング、畳、、繊維素材のカーペットなどは変色するので使用できません。
お風呂の汚れ
浴槽の汚れにスプレーし、スポンジなどで軽くこすり、水で流します。
衣類の汚れ
ワイシャツの襟・袖にスプレーし5分ほど置いてから、そのまま洗濯機で洗います。
こすり洗いをしていないのに、真っ白になります。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいため、重層のようにペーストは作れません。
※セスキペーストの作り方はこちらでご紹介しています。
また、重層のように発泡もしません。
クエン酸
クエン酸のスプレー液の作り方
スプレー容器に水200mlを入れて小さじ1杯を溶かし、良く振って十分溶かします。
クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れに威力を発揮します。
水垢、蛇口周りの白く固まった汚れ、石けんカス、トイレの黄ばみ、尿石など。
トイレのアンモニア臭もアルカリなので中和して消してくれます。
電気ポット、コーヒーメーカー、食器洗い機など水垢の付着しやすい家電の内部掃除もクエン酸で落とせる汚れです。
ただし、クエン酸水はスプレーして拭くだけで一気に汚れを落とすというより、つけ置きしてじっくりと汚れを落とすというものです。
トイレの汚れ落とし
私がクエン酸のパワーに一番感動したのは、トイレ掃除です。
なぜか掃除してもすぐに復活してしまう便器の縁の尿石。濃いめのクエン酸液をスプレーしトイレットペーパーで湿布し数時間放置・・・ブラシでこすったら「ズルッ」と汚れが落ち感動~
どんな洗剤よりもよく落ちました。
トイレの壁、床、便器もクエン酸でお掃除するようになってからは臭わなくなりましたよ。
注意:パイプなどの金属にクエン酸がついたまま放置すると錆びてきます。掃除の最後に必ず水ぶきをしておきましょう。セスキ炭酸ソーダをふきかけ中和してもOK。
シンク内の水垢落とし
シンク内に付くうっすらと白い水垢も、クエン酸水をスプレーし拭き取ればピカピカに!
水滴の跡も残らないので新品のようになります。
お風呂の掃除
浴槽の汚れはセスキ炭酸ソーダで掃除すると先ほどお話ししましたが、お風呂場の壁などは石けんカスが付着しているのでクエン酸で落とします。
水道の蛇口についた水垢、鏡の曇りもクエン酸で落とします。
注意:金属部分にクエン酸がついたまま放置すると錆びてきます。掃除の最後に必ず水洗いをしておきましょう。
クエン酸を使うときに気をつけたいのは塩素系の製品と一緒に使わないことです。有害な塩素ガスが発生して危険ですのでご注意ください。
ざっくりとですが、セスキ炭酸ソーダとクエン酸を使ったお掃除についてお話ししましたが、これさえも使わない、もしくは合わせワザでよりお掃除が簡単になるアイテムを2つご紹介します。
アクリルたわし
こちら、お手製のアクリルたわしです。
アクリル毛糸で編んだものですが、形は丸でも四角でもなんでもいいんです。
編み物が苦手な方は、束ねて縛ってポンポンのような形の物を作ってもOKです。
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アクリルたわしは、水を使ってお掃除できる場所ならどこでも使えます。
キッチンのシンク内の掃除にはうってつけ!軽くこするだけで、洗剤なしでもピカピカになります。
食器洗いには使っていませんが(食洗機使用のため)、グラスをちょこっと洗う時には使用。輝きますよ~
浴槽の湯垢やお風呂場の壁、洗面台のカルシウム汚れも、軽くこするだけできれいになります。
クエン酸で浮かせた汚れをふき取るのにも便利です。
セスキ炭酸ソーダをスプレーしてもスッキリと落ちない汚れは、「セスキ炭酸ソーダ+アクリルたわし」という合わせワザも便利です。
そして、アクリルたわしよりも力がいらないのはメラミンスポンジです。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジを使用する際、洗剤は一切必要ありません。少量の水を含ませるだけでお掃除ができます。
私がメラミンスポンジと出会ったのは、10年くらい前になります。
はじめて使ったときはホント驚きました。
どうしたって落ちなかった汚れがこするだけでみるみる落ちていくんです!
お鍋についた軽い焦げつき、急須についた茶渋などなど・・・今までの苦労はなんだったの?と思うくらいでした。
キッチンの油汚れ、お風呂場や洗面所の汚れ、壁、床、窓、いろいろな場所で使えます。
一番重宝しているのは、ドアにはめ込んである模様の入ったガラスです。デコボコしている溝の汚れも落としてくれます。
網戸もメラミンスポンジで拭けば、簡単にきれいになります。
注意したいのは、白物家電のように表面の塗装がツルツルしているもの。
メラミンスポンジでこするとキズがつくのでツヤがなくなります。
絵や文字がプリントしてあるもの、木製製品等も注意が必要ですので、目だたない所でこすってみてからにしてくださいね。
また、メラミンスポンジは消しゴムのように削りカスが出てくるので後始末が必要です。
以上、私が愛用しているお掃除に便利な4つのアイテムでした。
ついつい溜め込んでしまいがちなお掃除も、手軽に使えて簡単にきれいになる道具があれば「ちょっとお掃除しておこうかな」という気持ちになり、きれいをキープすることができます。また、汚れを溜め込んでしまったとしても頼りになるサポーターになってくれますよ♪
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